3Dスキャンからモデリング、CADデータ作成までリバースエンジニアリングをお客様のご要望に応じた最適な方法でご提案・対応します。
お手元にある3DスキャンデータのCADデータ化にも対応します。
リバースエンジニアリングとは
既存製品や試作品などの現物を3Dスキャナーでデータ化し、CADデータにする手法をリバースエンジニアリングと呼びます。設計データがない現物の再設計や試作品の解析など、リバースエンジニアリングの用途は様々です。
リバースエンジニアリングの活用事例
リバースエンジニアリングは、製造業における様々な場面で活用されます。
リバースエンジニアリングを利用することで品質向上などの効果を得ることができます。
- ● 試作品の段階で期待値が得られるか解析を行う
- ● 図面がない製品をCADデータ化する
- ● 古い製品を復元する
- ● 3D CAD上で製品の再検討や設計変更を行う
- ● 完成した製品の解析結果が設計時と同じかどうか確認する
- ● 競合他社の製品を解析し、自社製品の品質向上を図る
- ● 自社製品を搭載した後の周辺製品とのクリアランスチェックを行う
当社サービスの特徴と範囲
当社では、長年のCADサポートにより蓄えたノウハウと、3Dスキャナーを活用したサービスを組み合わせることで
現物をより高い精度でCADデータ化するリバースエンジニアリング サービスを展開しています。
3Dスキャンからリバースエンジニアリングまでの一連を1社対応することで素早い納品が可能です。
さらにCAEサービスも展開しているため、CADデータ化したのちの解析についてもご相談を伺います。
3Dスキャンとリバースエンジニアリング
3Dスキャナーを利用することで目の前の現物を3Dデータ化することができます。
ただし、3Dスキャン後に作成されるデータは「CADデータ」ではありません。
そのため、3Dスキャン後のデータを3D CADで扱うためにはリバースエンジニアリングを行いCADデータ化する必要があります。
リバースエンジニアリングサービスについて
当社リバースエンジニアリングサービスは複数の対応方法をご提供しております。
お客様のご要望に対する最適なデータを作成いたします。
CADデータの用途をお伺いしたのち、最善と思われる対応方法をご提案させていただきます。
1.モデリングによるCADデータ化
3Dスキャン後のポリゴンデータからCAD面を生成し、CADデータとして再モデリングします。
ポリゴンデータからCADデータを生成するには、CADの高い技術と豊富なモデリングの経験が必要です。
メリット
・データの修正、変更ができる
・様々な用途で使用可能
デメリット
・工数がかかる
・ポリゴンデータとの誤差が大きくなる可能性がある
2.自動処理によるCADデータ化
CADによる再設計などは行わないが、解析を行うためにCADデータが必要な場合などは自動処理(オートサーフェス)による生成も有効です。
見た目の出来上がりがCADでのモデリングと差がありますが、モデリングに比べ短期間かつ費用を抑えることが可能です。
メリット
・少ない工数で作成できる
・ポリゴンデータとの差異が少ない
デメリット
・データの修正、変更ができない
・エッジや微小Rの再現ができない
3.モデリングと自動処理のハイブリッド
ソフトで自動CADデータ化した後、重要な形状(平面部や円筒部など)を再度モデリングすることも可能です。
メリット
・部分的にモデリングするため、比較的工数を抑えられる
デメリット
・オートサーフェスで作成した面は修正や変更ができない
リバースエンジニアリング対応例
対応例1:ミッションケース
対応例2:コンロッド
対応例3:ハウジング
対応例4:キャリパーブラケット
納品までの流れ
1.ヒアリング
データ化の用途を詳しくヒアリングさせていただきます。
2.3Dスキャン
現地訪問または送付いただいた対象物を3Dスキャナーでデータ化します。
3.リバースエンジニアリング
3Dスキャンしたデータを元にCADデータを作成します。
※図面化をお求めの場合はご相談ください。
4.納品
納品までの期間や金額等、お気軽にお問合せください。