3Dスキャナ―活用事例
医療・ヘルスケア
カラダの一部を3Dスキャナーで計測
3Dスキャナーの活用事例
医療・ヘルスケア
カラダの一部を3Dスキャナーで計測
国立大学法人 名古屋工業大学様の研究において
3Dスキャナーを活用した実験時のデータ取得についてご相談をいただき
3Dスキャナー作業代行サービスをご利用いただきました。
ご相談内容
研究員の方が手作業で身体の一部を計測していましたが、正確性や効率性に問題がありました。
課題
- ・手計測ではバラつきが出る
- ・計測ポイントが増えるほど計測時間がかかる
- ・計測される被験者も計測時間中は同じ姿勢で拘束する必要がある
3Dスキャナーを活用した計測
3Dスキャナーを活用して身体の一部をスキャンしてデータ化することをご提案しました。
スキャン時間は1,
2分程度のため、被験者はこの数分のみで解放され身体的負担を大幅に軽減します。
結果、パソコンに取り込まれた足のデータは計測したい位置の情報をいつでも正確に短時間で確認が可能となり、ご相談内容の問題点を解消しました。
Artec Studio(※)では、スキャンデータの様々な計測が可能です。
今回は、スキャンしたデータを用いて断面部の周囲の値と体積の値を抽出しました。
※Artec
3D社製の3Dスキャナー付属の3Dスキャン用ソフトウェアです。
任意の断面位置で周囲の値が抽出可能です。手計測を行うと膨大な時間がかかる作業でも3Dデータ上で計測すれば数秒で正確な結果が出ます。
体積値についてもデータ取得が可能となります。
手計算で周囲は計測できても、人間の身体を分割することは出来ません。
これは、手計測では不可能なこともスキャンデータだからこそ実現可能な計測方法と言えます。
また、データを重ね合わせて変位量をビジュアル的に表示させることも可能です。
数値を見ただけではイメージが付きにくいですが、カラーマップで変化した箇所が可視化される
ことで瞬時にどの部分に変化が多く出ているのかを確認できます。
3Dスキャナーを活用した効果のまとめ
- 3Dスキャナーを活用することで、計測したい身体の任意の位置を簡単に、正確な計測結果を得ることができました。
- スキャン自体の時間は1,2分程度のため被験者が何時間も同じ体勢でいる必要もなくなりました。
- 計測もソフトウェア内で行うことで、計測時間を大幅に短縮することができました。
- スキャン後は好きな時に好きな位置を計測可能なため、再実験の必要がなくなりました。
- 3Dスキャン計測ならではのメリットである、情報と数値の見える化(体積値、カラーマップ)という
付加価値がご提供できました。
上記の効果により研究に携わる研究員の方々全体の時間短縮に繋がりました。
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